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トップページ > 中熱式油化装置 > 03.過熱水蒸気の特徴
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「過熱水蒸気の特徴」
過熱水蒸気(Super Steam)
水蒸気を大気圧下で沸点以上に加熱したもので、一般的には食品を「加工」する過程での乾燥・減菌・焼成等に用いられている優しい熱源です。

1、殆ど無酸素雰囲気の不活性ガスである。
水の溶存酸素量は、0.6%程度ですので、過熱蒸気を熱媒体とすれば殆ど無酸素状態での熱処理が可能となります。水を蒸気へ変換すると約1600倍の気体となりますので過熱蒸気中の酸素濃度は0.1〜0.3%程度となります。

環境公害はださない
・ベンゼン核と結合する「酸素」が無いこと。
・焼却現象が起こらずCO2の発生が無いこと。
・ダイオキシン類前駆物質(中間体)が生成されないこと。

2、高圧ではなく常圧(大気圧)である。また「火」ではなく「水」である。
・熱源が蒸気(H2O)なので火災の心配もなく、また煙等の発生もありません。
・発電等に使用する高圧過熱蒸気とは異なり、大気圧下で過熱蒸気を生成・使用する為、爆発等の危険性はありません。

3、複合伝熱だから「ムラ」が無い。
過熱蒸気は温度差により凝縮し、液体の水になる特性があります。この際発生する凝縮熱は高い熱エネルギーを有します。これに水蒸気の高い伝熱効果も加わり処理物芯部まで熱が容易に伝導する為、処理時間を大幅に短縮出来ます。乾燥空気中での熱伝導は殆どが対流による熱の移動だけですが、過熱蒸気中では凝縮・対流・放射の複合伝熱により伝熱が行われます。(水蒸気の特性と複合熱の効果により処理物に対し、「ムラ」無く熱を伝える事が出来ます。)

対流熱
空気が温められると体積が増えます。そうすると周りの空気より軽くなり上昇します。これにより周りの冷たい空気が温められている所に流れ込み空気の流れが出来ます。この流れに乗って熱が伝わる事を言います。やかんを下から熱すると水の温度が上昇する。これが対流による伝熱です。

放射熱
空気を直接温めず、物体等に当りそれらを直接温める熱の事を言います。日向に出ると温かさを感じる。これが放射による伝熱です。

凝縮熱
水蒸気が液体の水に戻る時に放出する熱の事を言います。水1gを水蒸気にするには約540カロリーの熱量を必要とし、また、水蒸気1gを水に戻す時もこの大きな熱量が放出されます。
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01.中熱式油化装置「カズキシステム」とは

02.廃プラスチックの油化問題点

03.過熱水蒸気の特徴

04.廃プラスチックの熱分解後に生成される油の分析表

05.実証プラント

06.1日1トンの油化が可能なプラント案

07.よくある質問

08.カズキシステムプラントイメージ
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